英シューズブランドの「クラークス(CLARKS)」を展開するクラークスは、ジョルジオ・プレスカ(Giorgio Presca)前ゴールデン グース デラックス ブランド (GOLDEN GOOSE DELUXE BRAND)最高経営責任者(CEO)を新たなCEOに任命した。暫定的にCEOを務めていたステラ・デイビッド(Stella David)から3月1日に業務を引き継いだ。
プレスカCEOはこれまでディーゼル(DIESEL)、VFコーポレーション(VF CORPORATION)、シチズンズ・オブ・ヒューマニティ(CITIZENS OF HUMANITY)、リーバイス(LEVI'S)、ロット(LOTTO)でシニアリーダーシップのポジションを務め、2012~16年には伊シューズブランド「ジェオックス(GEOX)」をCEOとして増益に導いた。前職である「ゴールデン グース デラックス ブランド」では積極的なグローバル展開で事業を成長させるなど、フットウエア及びアパレル業界で20年以上にわたる経験を持つ。今回の就任についてプレスカCEOは「アイコニックで歴史あるブランドに参加でき光栄だ。現在『クラークス』は厳しい状況に直面している。だが数年の間に、持続的な成長と業績を回復するための適応力と資産を持っている」とコメントしている。
クラークスのトム・オニール(Tom O'Neill)会長は「彼のフットウエア市場における深い経験はブランドに良い効果をもたらすだろう。厳しい状況下でも暫定CEOを引き受けてくれたデイビッドは、精力的にリーダーシップを発揮してくれた。感謝している」と述べた。デイビッド前CEOは、元のポジションだった社外取締役に就いた。