「WWDビューティ」3月7日号は、世界で存在感を増している日本発の化粧品ブランド=Jビューティを特集します。Jビューティが注目されている背景には、韓国コスメ“Kビューティ”のトレンドが一段落し、次なる流行の芽としてJビューティが取り上げられるようになったこと、各化粧品メーカーが地道に市場を切り開いてきたことなどが挙げられます。
安全性や機能性の高さから、スキンケアが圧倒的に支持されているJビューティ。一方でメイクアップもKビューティとは違う切り口で高評価を得ています。芸者や富士山といった、外国人が考えそうな“和”を強調するのではなく、トレンドを加味したカラー展開や日本人特有の繊細なモノ作りによるテクスチャー、質感などがポイントです。
化粧品メーカーが培ってきた開発力、技術力、効果実感、安心・安全が支持されているのはもちろん、日本のメーカーが、大きな拡大が望めない日本国内ではなく海外に目を向けるようになったことで広がりを見せるJビューティ。特集では市場の動向をトピックスと共に紹介するほか、ブランドの担当者に“Jビューティとはなにか?”という定義と、ブランドの取り組みについて聞きました。
ニュース面では、紫外線対策以外の多機能化が加速しているUVケア製品に注目し、各社が開発にしのぎを削る独自成分や技術開発をピックアップ。そのほか、コーセーの子会社であるクリエの社名変更、メイクアップブランド「キッカ(CHICCA)」のブランドクリエイター吉川康雄氏退任のニュースや、フローフシが手がける新ブランド「ウズ バイ フローフシ(UZU BY FLOWFUSHI)」も紹介します。
また、人気美容室が手がけるコラボヘアサロンブランド「ゲーム(GAME)」、好調な売り上げを背景に2019年はコミュニケーションを強化する「アベンヌ(AVENE)」の戦略や、「ロレアル パリ(L'OREAL PARIS)」が“2019年の最注力商品”と位置付けるマットリップ、「ダヴィネス(DAVINES)」が展開する自然由来成分95%のカラーケアといった新商品も掲載しています。