米玩具メーカーのマテル(MATTEL)は、1959年に発表した着せ替え人形バービー(Barbie)の誕生60周年を記念し、米ビンテージアパレルブランド「ユニークビンテージ(UNIQUE VINTAGE)」との新たなコラボ製品を発表した。
2000年に設立された「ユニークビンテージ」は、女優のオードリー・ヘップバーン(Audrey Hepburn)やマレーネ・ディートリッヒ(Marlene Dietrich)などの時代を代表するヒロインが着ていたような洋服をサイズXSから5XLまで展開し、主にオンラインで販売している。自社サイトでもさまざまな人種や体形の女性がモデルとして登場するなど、多様性の推進にも熱心だ。
両社は以前から協働して“バービーコレクション”を発表しているが、今回の春夏コレクションは白黒のシェブロン柄の水着やペンシルドレス、フレアスカート、カプリパンツなど、1960~80年代のバービー人形が実際に着ていたワードローブから直接インスピレーションを得た12のアイテムから構成されており、米サイズ2~26で販売する。これらを身に着ければ、誰もが“等身大のバービー人形”になれるというコンセプトだ。なお、マテル社との協働などにより2018年の「ユニークビンテージ」の売り上げは35%増加している。