ロサンゼルス発のサステイナブルファッションブランド「リフォメーション(REFORMATION)」は、今月からカーボンフットプリントを“買い取る”サービスを開始し、“商品”を販売している。 カーボンフットプリントとは、個人や団体、企業などが活動する上で排出される二酸化炭素などの温室効果ガスを計測したもの。“商品”を購入すると、全額がカーボン・オフセット活動をしている団体に寄付される。
現在7つの“商品”メニューを展開し、最も安い“ビジネス オア プレジャー(Business or Pleasure)”は、北米における国内線1回の旅で発生する二酸化炭素の平均量(1トン)を買い取るもので、価格は10ドル。国外線だと2トン買い取り、価格は20ドルだ。“ファミリー インターベンション(Family Intervention)”は4人家族が1年間で排出する二酸化炭素(平均で40トン)を買い取り、価格は400ドルだ。さらに“キャンセル ザ ウェディング(Cancel The Wedding)”は結婚式を1回挙げる際に発生される二酸化炭素(平均で16トン)を買い取り、価格は160ドルなど面白いプランもある。
「リフォメーション」は2009年にヤエル・アフラロ(Yael Aflalo)がロサンゼルスでスタートしたブランドで、オーガニックやリサイクルコットンなどサステイナブルな素材を使用し、全て地元のロサンゼルスで生産している。また、ECサイトでは全商品においてその商品を作るのに発生する二酸化炭素の量を明記。植樹や川の清掃活動のほか、カーボンオフセット団体に投資したり、環境に配慮した活動を積極的に行っている。もちろん、実店舗も決済はキャッシュ・ペーパーレスだ。最近は若年層に人気で、全米で14店舗を展開している。