プラスサイズのぽっちゃり女性のためのファッション誌「ラ・ファーファ(la farfa)」(ぶんか社)とワコールは6日に東京都内で、同誌モデルによる初のランジェリーファッションショーを行った。2019年春夏の最新ランジェリーをまとったモデルが登場すると大きな歓声が上がった。ショーは招待制で、わずか60人の枠はすぐに埋まってしまったという。
米国ではプラスサイズ専門ブランドがイタリアの高級ランジェリーブランドとコラボレーションしたり、プラスサイズ専門の通販サービスが巨額の資金調達に成功するなど、ダイバーシティへの高まりやプラスサイズ人口の多さから、注目を集めていた。ワコール広報によると「海外ではプラスサイズブランドにランジェリーを提供した例はあったが、日本では初めて」(ワコール広報)という。日本でも体の露出の多いランジェリーファッションショーが、ダイバーシティ意識やビジネスチャンスの高まりを後押ししそうだ。
「ラ・ファーファ」とワコールは昨年9月から誌面上で「ラ・ファーファ下着ラボ」などの取り組みを行っており、今回のファッションショーもその取り組みの一環になる。