ファッション

是枝監督も才能を認める16歳の女優・蒔田彩珠 若手の登竜門「カロリーメイト」のCMにも出演

 2018年公開の映画「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」で南沙良と共にダブル主演を務め、第43回報知映画賞新人賞および第33回高崎映画祭最優秀新人女優賞を受賞した蒔田彩珠(まきたあじゅ)。若手女優の登竜門ともいわれる「カロリーメイト」のCMにも起用されるなど、これからの活躍が期待される彼女に仕事、ファッション、美容について聞いた。

WWD:蒔田さんは子役としても活躍していたが、芸能界に入ったきっかけは?

蒔田彩珠(以下、蒔田):兄が先に子役としてテレビに出ていて、「私もやってみたい」と思い、5歳くらいから芸能活動を始めて、7歳の時に初めてテレビに出ました。10歳の時に是枝(裕和)監督が手掛けたドラマ「ゴーイング マイ ホーム」で初めて連続ドラマに出演して、そこからお芝居をずっとやっていきたいと思うようになりました。

WWD:「ゴーイング マイ ホーム」以降、是枝監督の作品に多く関わっているが?

蒔田:そうですね。ありがたいことに、映画「海よりもまだ深く」「三度目の殺人」「万引き家族」に出演させてもらっています。

WWD:女優の仕事が嫌になることはある?

蒔田:それがまったくないんです。今まで楽しい現場しかなかったです。

WWD:役を演じる上で心掛けていることは?

蒔田:台本に書いてあることだけでなく、この人物はどういう性格で、どういう過去があるとか、なるべく掘り下げて考えるようにはしています。でもすごく元気な役は難しいです。悩みを抱えていたり、何か設定があった方がそこを掘り下げられるので、やりやすいです。難しい役を最後までやりきったときの達成感は、仕事をする上での楽しさにつながっています。

WWD:今までの仕事で印象的なのは?

蒔田:昨年末に出演させていただいた舞台「音楽劇 道 La strada」です。舞台は初めての経験でした。今まで経験してきた映像のお仕事とは違って、声や体の動きで気持ちを表現しないと届かない気がして……作品ができていく過程も含めて、新鮮でした。草なぎ(剛)さんをはじめ、他の出演者は年上の人たちばかりだったのですが、皆さんすごく優しく、いろんなことを教えてくださいました。

WWD:昨年公開された映画「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」で南沙良さんと共に新人賞に選ばれた。

蒔田:まさか自分がいただけるとは思ってなかったので、本当にびっくりしました。何よりもダブル主演だった(南)沙良ちゃんと一緒にいただけのがうれしかった。沙良ちゃんは同い年で、この映画がきっかけで仲良くなりました。今でもたまに遊ぶ数少ない芸能人の友だちです。

WWD:好きなファッションのテイストは?

蒔田:「これなら自分に似合うかな」というものばかりを着ているとつまらないので、感覚的にかわいいと思ったものを買うようにしています。今は古着が多くて、よく下北沢に行きます。最近はオーバーサイズの服をよく買うんですが、たまに兄に洋服を奪われています(笑)。

WWD:ボブの印象が強いが、ヘアスタイルのこだわりは?

蒔田:ヘアスタイルはずっとボブから変えてないですね。この間、役のために初めて金髪にしたんですが、ヤンキーになった気分で、歩き方とかも少し変わっていた気がします(笑)。役によっていろいろなヘアスタイルができるので、「次はどうなるんだろう?」って楽しみです。

WWD:普段メイクはする?

蒔田:しますね。リップが好きで、かわいいと思ったらすぐ買ってしまいます。あと眉毛は特に手入れをしていないのですが、褒めていただくことが多いです。

WWD:趣味はある?

蒔田:映画の役でギターを弾くことがあって、それ以来休日はギターを弾いています。好きなミュージシャンはRADWIMPS(ラッドウインプス)さんとあいみょんさん。楽器は楽しいので、次はドラムをやってみたいです。

WWD:憧れの人はいる?

蒔田:満島ひかりさんです。満島さんが出演していた「カロリーメイト」のCMを見て素敵なコマーシャルだな、かっこいいなと思っていたので、私も出演できると決まったときはうれしかったです。

WWD:将来「こんな大人になりたい」というイメージはある?

蒔田:仕事をずっと好きでいたいと思います。「好きなことを仕事にするのは難しい」という話を学校で聞いて、「それなら私は今いい人生を送れている、幸せだな」って思ったんです。だから大好きな女優という仕事をずっと続けていきたいです。

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