「ナイキ(NIKE)」は、3月3日に開催された「東京マラソン2019」で、男子トップ5全選手と女子トップ5中3選手が同社のランニングシューズを着用していたことを発表した。
男子は、優勝したビルハヌ・レゲセ(Birhanu Legese)選手と日本人トップの堀尾謙介選手をはじめとするトップ5中の4選手が“ズーム ヴェイパーフライ 4% フライニット(ZOOM VAPORFLY 4% FLYKNIT)”を、4位のサイモン・カリウキ(Simon Kariuki)選手が“ズーム ヴェイパーフライ 4%”を着用。女子は優勝したルティ・アガ(Ruti Aga)選手を含む3選手が、“ズーム ヴェイパーフライ 4% フライニット”を着用した。
男女8選手中7選手が着用していた“ズーム ヴェイパーフライ 4% フライニット”は、ランニングシューズにおける“厚底ブーム”の草分け的存在であり、“地球最速のシューズ”を謳い17年6月に発売された“ズーム ヴェイパーフライ 4%”をフライニット素材にアップデートし、昨年9月に発売されたモデルだ。以降、同シューズを着用したエリウド・キプチョゲ(Eliud Kipchoge)選手が2時間1分39秒の世界記録を樹立し、大迫傑選手は日本記録を更新。また、ベースモデルの“ズーム ヴェイパーフライ 4%”も「第95回箱根駅伝」で出場選手230人中40人近くが履くなど、「ナイキ」の厚底シューズはプロから学生ランナーまで幅広い層で大きな支持を得ている。
なお今大会は惜しくも途中棄権となった大迫選手だが、“ズーム ヴェイパーフライ 4% フライニット”を着用しレースに臨んでいた。