2月25日〜3月5日、2019-20年秋冬のパリ・ファッション・ウイークが開催された。昨今のストリートウエアトレンドからエレガンス・クラシックに回帰したといわれる今季のコレクションだが、オフランウエイでもその動きは顕著だ。19年春夏のシーズンでパリの街を席巻していたテーラードジャケットは今季もさまざまなバリエーションで見られ、シックなパテントレザーやベルベット素材のアイテムも人気だったようだ。
来場者のファッションの中で特に目についたカラーはベージュ。また、ベージュと合わせやすいクラシックなスカーフを取り入れたスタイリングも見られた。スカーフの使い方は頭に巻くなどベーシックなものから、中にはパンツの裾をスカーフで巻いて留めるという上級テクニックまでさまざまだ。
しかしストリートウエア的な要素が完全に消え去った訳ではなく、「ナイキ(NIKE)」と「マーティン ローズ(MARTINE ROSE)」のコラボの“エア モナーク 4(AIR MONARCH 4)”などのダッドスニーカーは、“外し”アイテムとして合わせやすいためか長く愛用されているようだ。