しまむらは11日、2019年2月期の連結業績予想を下方修正し、本業のもうけを示す営業利益が254億円(当初予想は394億円)になりそうだと発表した。18年2月期との比較では40.7%の大幅減益になる。主力業態の「ファッションセンターしまむら」などで秋冬物が不振だったため、粗利益率が予想を下回った。
営業利益以外の修正後の予想は、売上高が5460億円(当初予想は5700億円)、経常利益が262億円(同404億円)、純利益が159億円(同273億円)となる。商品や売り場の改革に着手したものの、秋冬の高温が打撃となり、「ファッションセンターしまむら」の既存店売上高は、9〜11月期が前年同期比9.2%減、12〜2月期が同4.0%減で終わった。営業利益と経常利益の減少に加えて、固定資産の減損損失を計上する見込みとなったため、最終利益も落ち込んだ。