「WWDビューティ」3月14日号は、右肩上がりの成長を続けるビューティ雑貨市場を取り上げます。これまでメイクの仕上がりを決定づけるのはファンデーションやアイシャドウ、口紅などの質だと考えられていましたが、スポンジやブラシなどのビューティ雑貨を使ったほうがより“なりたい仕上がり”に近づけるという消費者のニーズを受け、各社が“キレイをアップデートさせる”アイテムを続々と登場させています。
ビューティ雑貨と一口にいっても、毎日使うモノから、ここぞという時に使うモノまでジャンルが幅広いのが特徴です。今回はスキンケアやメイクの効果を高めたり、理想の自分に近づけたりするドラッグストアやバラエティーショップで扱うツールをビューティ雑貨と位置付け、ニッチな製品が誕生するきっかけや、消費者のニーズの変化を取材しました。
ドラッグストアやバラエティーショップ、さらには100円ショップなどでも気軽に購入でき、ニッチな存在だからこそ、より一層のオリジナリティーとクオリティーが求められるビューティ雑貨。ニッチな製品ほど使い方がわかりづらい反面、SNSの口コミや動画投稿でテクニックを紹介すると消費者の関心が高まり、購買行動につながるという背景にも注目です。
ニュース面では、ネイルブランドの春の新色を紹介します。カラーだけでなく、爪のセルフケアのニーズの高まりから、ケアカラーやケア製品が定番としてカテゴリー化するかがカギになりそうです。そのほか、「パルファム ジバンシイ(PARFUMS GIVENCHY)」から発売される初のリップステインと復刻される人気のシートマスク、個人バイヤーを通じて中国で新製品を発売する「オルビス(ORBIS)」のニュースを取り上げます。
また、初のセミセルフ型コスメショップを東京・町田にオープンする東急百貨店、初のエイジングケアとメイクアップラインを発売する敏感肌向けスキンケアの「オサジ(OSAJI)」を掲載したほか、トピックスとして「THREE」から生まれたメンズの総合コスメブランド「ファイブイズム バイ スリー(FIVEISM × THREE)」の新製品発表を兼ねたファッションショーの模様をレポートします。