“DW-5000C-1A”の商品化に向けた耐衝撃テスト
カシオ計算機は18金製の「G-SHOCK」、“G-D5000-9JR”を発売する。2018年に35周年を迎えた「G-SHOCK」アニバーサリーモデルの集大成と位置付け、限定35本の完全受注生産とする。価格は770万円。5月15日から受け付けを開始し、12月以降にデリバリーする。
同社は“G-D5000-9JR”のプロトタイプを、15年にスイスで開催された世界最大級の国際時計・宝飾見本市「バーゼル・ワールド(BASEL WORLD)」で発表した。「G-SHOCK」の開発者である同社の伊部菊雄氏は、「発表は非公式だったが、多くの関係者から販売の要望があった。そこで “Dream Project”と題した、商品化に向けた開発を行った。若き開発者たちのおかげで製品評価をクリアし、このほど販売が可能になった」と述べた。
“G-D5000-9JR”は、「G-SHOCK」のデビュー作である1983年発売の“DW-5000C-1A”を踏襲したスクエアケースを採用しており、ケースはもちろんブレスレットやビスに至るまで金を使用する。それでいて、「『G-SHOCK』と名乗るために耐衝撃テストをクリアしている」。
アメリカ、英国、中国など世界6局の標準電波を受信して自動時刻修正を行い、独自のソーラー充電システム“タフソーラー”が安定した駆動を可能にする。フルオートLEDバックライトやワールドタイムなど実用的機能も備え、重さは約300gだ。