フリマアプリ「メルカリ」は、AI(人口知能)技術を活用した写真検索機能を導入した。マシンラーニング(機械学習)とディープラーニング(深層学習)のAI技術を活用し、スマートフォンから写真を「メルカリ」に読み込むことで「メルカリ」上にある同じ商品や似ている商品を検索することができる。iOSデバイスで先行導入し、Android版などその他のスマートフォンでも順次導入する。
同社が顧客を対象に実施した機能改善に関するアンケートで、「SNSでみつけた服をメルカリで簡単に探したい」「商品名やブランド名がわからずうまく探せない」などの声が多く見られた。本機能導入により、総出品数11億点を超える出品物の中から「メルカリ」で探したかったけれどブランド名や商品名がわからず検索できなかった商品を簡単に探すことが可能になる。
同社には、サービス開始から約5年間で数十億規模の商品情報のデータが蓄積されているが、同じ商品に対してもそれぞれの出品者が投稿した複数の画像や商品名、説明文が存在するため、一般的なECサイトのデータとは異なる同社ならではの情報も含まれる。このビッグデータをもとに精度の高い予測モデルの構築を実現した。