2019-20年秋冬シーズンの「アマゾン ファッション ウィーク東京(Amazon Fashion Week TOKYO)」が3月23日まで開催中だ。今シーズンは初参加ブランドから海外で活躍するベテランまで、計52ブランドが参加。各ブランドが趣向を凝らしたショーやイベントでファッションウイークを盛り上げる。本記事では、「WWDジャパン」公式ツイッターアカウントで取り上げた注目トピックス(4~6日目)を一挙紹介。AFWTを語る上で欠かせない話や、普段は知ることができない裏話までを随時取り上げる。
4日目は「アクオド バイ チャヌ(ACUOD BY CHANU) 」や「ウジョー(UJOH) 」、そして「コーシェ(KOCHE)」などがショーを披露。さて、4日目の注目トピックは?
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PHOTO : YOSHIAKI HIKINUMA
「アクオド バイ チャヌ」のファーストルックを飾ったのはEXILEのネスミス!その後も田口淳之介、岩崎拓馬、浦浜アリサ、中田みのり、山本ソニアらが続きます
PHOTO : SHUNICHI ODA
「リエカ イノウエ ヌー」は麻布十番のバーで初めてショー形式でコレクションを発表。最新コレクションをまとったダンサーが力強く舞います。まるでバーレスクを見ているようです
「リエカ イノウエ ヌー」のショーに、冨永愛さんが来場!パープルのインナーカラーヘアに、パープルのレンズのラウンドサングラスをマッチさせています
「アキコアオキ」
ショーの合間に「アキコアオキ」の展示会を取材してきました!今季のテーマは“scan me”。レントゲン写真をオーガンジーのガーメントケースにプリントしたインスタレーションがシーズンの気分を伝えています
PHOTO : SEIGO ISHIZAKA
パターンもデザイナーが制作しているという「シロマ」は、コルセットやベルトの提案が豊富
PHOTO : SEIGO ISHIZAKA
異素材をミックスしたトレンチコートなどひねりの利いたアイテムもかわいい
PHOTO : YOSHIAKI HIKINUMA
「ハレ」の今季のテーマは“リバース”。このテーマは“reverse(逆転する)”と“rebirth(再生)”の2つの意味があり、洋服の裏側のディテールを表に見せたアイテムや、東北に眠る着物をアップサイクルしたアイテムが登場しました
「オーラリー」
大人気の「オーラリー」は今季初めてパリでプレゼンテーションを行いましたが、東コレではデザイナーの岩井亮太さんがトークイベントに登壇!シトウレイさんとPOGGYさんをお相手にブランドに込める思いを語りました。朴訥とした関西弁で真摯に話される姿に好感
PHOTO : YOSHIAKI HIKINUMA
「パラドックス トーキョー」のショーオープニングにはまたも日体大が登場。もはやシルエットで分かりますが、今回はバーベルクラブのメンバーだそう
「ミューズ」のランウエイに、テリー伊藤さんが登場!
前回サッポロビールとコラボした「ミューズ」は、今季も古き良きものにフォーカスし、福助とコラボしています!
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「コーシェ」 が約2年ぶりに日本に帰ってきました。コレクション会場はなんと渋谷交差点のTSUTAYAの屋上!“TOKYO”の文字が目を引くこちらのルックでスタートしたショーは、パリで発表したコレクションとは一味違います
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パリで発表された「ナイキ」とのコラボアイテムに加え、5月に公開の映画「名探偵ピカチュウ」とコラボしたアイテムが登場。ユニホームTシャツとキャップは4月に渋谷TSUTAYAで発売するようです
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福士リナさんが着用していたこちらのワンピースのレースの柄も、ピカチュウをかたどった切り替えになっています
普段はドラァグクイーンだというフジワラダイスケさん(左)は、パリに住む共通の知人の紹介で「コーシェ」のショーに出ないかと誘われたそう。「モデルでもないしランウエイも歩いたこともない自分が?」と思ったというフジワラさんは、「コーシェ」のショーに自身が参加する条件3つを提示しました。その条件とは、自分でメイクできること、ヒールをはけること、長いネイルでいられること
PHOTO : SEIGO ISHIZAKA
そんなフジワラダイスケさんが、ショーのラストルックを飾りました。福士リナさんの後にウォーキングするという大きなプレッシャーもあった中、堂々とランウエイを歩きました
PHOTO : SEIGO ISHIZAKA
渋谷TUTAYA屋上のランウエイを歩き終えたモデルたちは螺旋階段でさらに上に登ります。鉄の足場にずらりと並び、圧巻のフィナーレです
5日目は「アカリミヤヅ(AKARI MIYAZU)」や「チルドレン オブ ザ ディスコーダンス(CHILDREN OF THE DISCORDANCE) 」、「ミスター・ジェントルマン(MISTERGENTLEMAN) 」がショーを披露。さて、5日目の注目トピックスは?
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PHOTO : SEIGO ISHIZAKA
インドネシア発の「エックスエスエムエル」の今季のテーマは、東京でのビジネススタートの意味も込めて“始まり”。暑いインドネシアでは春夏コレクションのみの展開でしたが、今回初めて秋冬コレクションに挑戦しました!
PHOTO : SHUNICHI ODA
「チルドレン オブ ザ ディスコーダンス」のコレクションは、どの角度から見てもカッコいい!このコートは至る所にグラフィックや刺しゅうが仕込まれています
ユニバーサルモードを掲げる「ハハ」は今季、コルセットや身体矯正器をファッションとして提案。引っ張ればすぐに脱げるアウターのほか、背中のファスナーを開けて中のコルセットを見せられるアウターが登場しました
「ヒロココシノ」は、ピアニストの横山幸雄さんの演奏にのせてコレクションを披露。演奏は横山さんがその場で受けるフィーリングで即興しています
会場フロアは、プロジェクションマッピングでその模様が次々と切り替わります。演奏に合わせて刻々と変わる映像に、シャッターを切るのを忘れて見入ってしまいました
「ミスター・ジェントルマン」のショー会場には、ふさふさの芝生風マットが敷き詰められていました。鏡でさらに広々として見えます!なお、鏡にどうしても写り込んでしまうカメラマンたちには目立たないよう黒いケープが配られました
「ミスター・ジェントルマン」は今季も「アウトドアプロダクツ」とのコラボを継続。先シーズンはボディーバッグでしたが、今季はダウンのようなトートバッグです
ロング丈のアウターにショート丈のアウターを合わせたスタイリングが多数登場。テーラードジャケットにトレンチコート、モッズコートにダウンジャケット、トレンチコートにダウンなど、組み合わせも豊富です
「ミスター・ジェントルマン」のコレクションには、超ミニサイズのバッグがついたアイテムが登場。キャッシュレス時代にぴったりです
「ミスター・ジェントルマン」のショーで圧倒的に気になったアイテムはこのMA-1。バックに“fragment”の文字、そして肩にはイナズマらしきロゴも。これはもしかして.....?
最終日となる6日目は「ビューティフルピープル(BEAUTIFUL PEOPLE) 」や「チノ(CINOH) 」、「ジエダ(JIEDA) 」などがショーを披露。さて、6日目の注目トピックスは?
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今日のシトウレイさんは耳たぶに注目!キラキラのニットに合わせて、耳までゴールドでキラキラさせてます。アイシャドウを耳に塗ったそうですが、おしゃれって、本当に自由に楽しんでいいんだよって改めて教えてもらった気分です。さすがレイさん!
「ノブユキマツイ」のショー会場には緩衝材がギッシリ!座るときに踏んで割ってしまう人続出中です。モデルはちゃんと歩けるのかしら……???
ビューティフルピープル」は、なんと経産省の講堂でショーを開催。若手デザイナー支援コンソーシアムの1周年を記念し、普段は会議に使われているというこの場所を提供したそう。木の温かみのある会場は、ヌーディなカラーを中心としたコレクションにマッチしています
パリコレでもショーを行った「ビューティフルピープル」ですが、東コレではパリでは見せなかったメンズのルックも登場しました
「ビューティフルピープル」のバックステージで目を引いたのは、首や腕につけられた花柄のタトゥーシール。このタトゥーシールはショーのためにオリジナルで制作したそうです
ビューティフルピープル」のフロントローで、ブランドのアイコンアイテムであるレザージャケットを着こなした桐谷美玲さんをキャッチ!冨永愛さんとも記念にパチリ
「チノ」のテーマは“グランジ”。若い頃にグランジが好きだった大人へ向けて、ペイズリーやボーダー、レオパードなどを取り入れつつ、素材はシルクや光沢のある素材で「チノ」らしくエレガントに仕上げました。フィナーレのBGMはグランジの代名詞、ニルヴァーナの「Smells Like Teen Spirit」でした!
ヘアメイクは、エレガントなグランジがテーマです。「NARS」のクッションファンデーションで上品な艶のある肌に仕上げ、目元は眉やまつげを強調し、強さを出しています。ヘアはシーソルトスプレーでテクスチャーのあるウェーブを作っています
PHOTO : SHUNICHI ODA
「ポステレガント」は思わず見入ってしまう上質な素材感と仕立ての服が続きます。特にバッグが最高。このショーをきっかけに、“大人の上質服”市場のパイを大幅に奪いそうな予感!
開け口をレザーベルトで締めるトライアングル型のバッグをベースに、さまざまなバリエーションと大きさのバッグが登場。他にないシルエットのこのバッグ、売れそう......!
今季の東コレの大トリは「ジエダ」。ゲームをイメージしたという会場は、青白いライトに照らされ、ランウエイを走る蛍光色のラインが光ります
月曜日から開催していた東京ファッションウィークが本日、終了しました。今シーズンは平成最後。大トリを飾った「ジエダ」の藤田デザイナーの背中には、気合い入りまくりの刺しゅうが!