「WWDジャパン」3月25日号は2019-20年秋冬トレンド総括です。ニューヨーク、ロンドン、ミラノ、パリの4都市のコレクションを取材して見えてきたトレンドを5つに分けてご紹介します。表紙は、エディ・スリマン(Hedi Slimane)が手掛ける「セリーヌ(CELINE)」です。賛否両論だった前シーズンのデビューコレクションとはうって変わってブランドのアーカイブを着想源としたコレクションを披露し、エディの底力を見せつけました。その中でもコレクションの核となったひざ下丈のキュロットは注目のアイテムです。
1年前に絶頂期を迎えたストリートブームは、前シーズンにはスポーツへと形を変え、その熱は少しずつ落ち着きを見せていました。そして19-20年秋冬となる今シーズン、そのムーブメントは終息したといえます。それに代わって今季は新たなトレンドがいくつか浮上しました。その中で最大のトレンドといえるのが“クラシック”です。また、“クラシック”と双璧をなす勢いで台頭してきた“ダーク”なムードにも注目します。
ニュース面では、伊勢丹新宿本店が進める眼鏡・サングラス売り場の拡充について詳細に報じます。3月16日に全館リモデルオープンしたメンズ館では「フォーナインズ」を1階から8階に移して“眼鏡選びの本拠地”としたほか、本館1階のイベントスペース、ザ・ステージでも4月10日から新しいコンセプトのポップアップショップをオープンするなど、伊勢丹新宿本店がなぜこのタイミングでアイウエアに力を入れるのかを探ります。
また、今号では「バレンシアガ(BALENCIAGA)」のデムナ・ヴァザリア(Demna Gvasalia)=アーティスティック・ディレクターのインタビューをたっぷり2ページにわたって掲載しています。デムナの美意識やデザインプロセスに対する多くの誤解、公式インスタグラムんついての考え方、シーズンの問題などについて、デムナ自身の言葉で率直に語っています。
大人気連載「アトモス社長・本明秀文のスニーカーライフ」では、前回に引き続き“スニーカー売買アプリ”の未来を予想してもらいました。めまぐるしく変化するスニーカー市場の未来予測は難しいとしつつも、「データ重視の商品展開になることだけは間違いない」と言い切る本明社長が予測する売買アプリの3つの未来とは?