眼鏡専門店チェーンの和真は4月末、新コンセプトショップ「和真 ビズ・アンド・ライフ(WASHIN BIZ & LIFE)」をJR川崎駅東口の商業施設「川崎ルフロン」の5階にオープンする。35~55歳の働く男女をメインターゲットとし、コーヒーサービスもある木調の落ち着いた空間だ。丹下三昭・和真社長は「広いスペースではないが、ビジネスマンのオンとオフの眼鏡をリラックスして快適に提供できる新しい売り場にしたい」と話した。
和真は昨年11月、横浜市の商業施設「トレッサ横浜」に新業態「柊や(ひいらぎや)眼鏡」をオープンするなどエリアマーケティングを強化し、地域性や客層を意識したコンセプト作りを店ごとに検討している。「ターゲットやオリジナリティーを明確にした同業他社との差別化が生き残りの重要な課題だ。1店ごとの特徴を作り込んだ店舗運営を行いたい。お客さまの要望に細かく柔軟に対応できる懐の深さが和真らしさだ」と話す。和真は、店舗のリブランディングの一環に旗艦店の活性化を検討しており、今年渋谷店のリニューアルを計画している。和真の直営店舗数は73(3月末現在)。
川崎ルフロンは住商アーバン開発が運営しており、4月から段階的に大規模リニューアルの実施を計画中で、20年夏に水族館をオープンする予定だ。