紳士服のはるやまホールディングス(HD)は22日、子会社のテット・オム(東京、山本剛士社長)の全株式をアパレル物流のジーエフホールディングス(東京、児玉和宏社長)の子会社に売却すると発表した。売却価格は非公表。はるやまHDは事業の選択と集中で経営効率を高める。
テット・オムは1980年代のDCブランドブームの一角を担ってきたメンズブランドだが、業績の悪化から2014年7月に民事再生法の適用を申請。はるやまHDがスポンサーに名乗りを上げて、同年9月に新会社として事業を引き継いでいた。現在はマルイなどのショッピングセンターに店舗を展開。18年3月期の業績は、売上高が前期比19.2%減の13億円、営業損益が4000万円の赤字(前期は1300万円の黒字)と低迷していた。