レブロン(REVLON)の2018年12月期決算は売上高が前期比4.8%減の25億6450万ドル(約2795億円)、営業損失が8520万ドル(約92億円、前期は2380万ドル、約25億円)、純損失が2億9420万ドル(約320億円、前期は1億8320万ドル、約199億円)と減収減益だった。中でもマスメイクアップ市場が苦戦する北米で看板ブランドの「レブロン」が不調だった。また、過大な営業損失は生産工場での問題が招いたという。
事業別で見ると、「レブロン」の売上高が同8.4%減の9億9830万ドル(約1108億円)だった。「エリザベス アーデン(ELIZABETH ARDEN)」は同13%増の49億ドル(544億円)、メイクブランド「アルメイ(ALMAY)」やネイルブランド「CND」などを擁するポートフォリオ部門は同4.8%減の5億6460万ドル(約626億円)、「ジューシー クチュール(JUICY COUTURE)」や「ブリトニー スピアーズ(BRITNEY SPEARS)」の香水などを手掛けるフレグランス事業は同11.6%減の5億1140万ドル(約567億円)だった。「レブロン」は10億ドル(約1110億円)を切った一方で、「エリザベス アーデン」はスキンケアが好調で、16年に買収以来、初めて50億ドル(約5450億円)間近を達成した。フレグランスは複数のブランドにおいてライセンス契約の期限が切れ、減収を招いたという。