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セオリーのアンドリュー・ローゼンCEOが退任へ 後任は現COOが昇格

 ファーストリテイリング傘下のセオリー(THEORY)のアンドリュー・ローゼン(Andrew Rosen)最高経営責任者(CEO)が退任し、4月1日付でディネシュ・タンドン(Dinesh Tandon)現最高執行責任者(COO)が後任に昇格する。ローゼン現CEOは創業者兼アドバイザーとしてとどまる。タンドンCOOはローゼン氏と柳井一海(かずみ)セオリー会長と連携し、業務を引き継ぐ。45歳のタンドンCOOは、2013年に中華圏および東南アジア担当のCEOとしてセオリーに入社し、17年から現職。タンドンCOOの後任は未定だ。

 ファーストリテイリングの柳井正会長兼社長は「ローゼン氏のこの10年間でのセオリーとファーストリテイリング グループへの貢献にとても感謝している。ローゼン氏がリーダーシップを引き継ぎ、新たなキャリアに踏み出せることをうれしく思う。タンドン氏はセオリーにおけるこれまでの経験をもとに、グローバルビジネスにおける実力を発揮してくれるだろう」とコメントした。なお、12年から現職を務めている一海会長は同氏の息子で、ファーストリテイリングの取締役も兼務する。

 セオリーは1997年にローゼンCEOが創業し、世界で10億ドル(約1090億円)超を売り上げているとみられている。2009年にファーストリテイリングに買収された。

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