10〜20代の女性向けメディア「リリドットトーキョー(RiLi.tokyo)」を運営するスタートアップ企業のRiLiは、このほど第三者割当増資を行い、ベンチャーキャピタル(VC)のクロステックベンチャーズ(XTechVentures)などから1億円を調達した。クロステックベンチャーズはメルカリの社外取締役を2013〜17年に務めた手嶋浩己氏が共同創業者兼ジェネラル・パートナーとして率いており、出資に伴い手塚氏はRiLiの社外取締役に就任する。
「リリドットトーキョー」はインスタを軸にしたファッションメディアで、現在のフォロワー数は約20万人。エンゲージメント率の高い読者層に支えられており、昨年10月に新宿ルミネエストにポップアップストアをオープンした際には14日間で1700万円を売り上げ、関係者の間で話題になった。現在は自社でネット通販サイトの運営も行っている。
調達した資金は「リリドットトーキョー」と人材採用の拡大に充てる。マークスタイラーなどを経て15年8月に同社を創業した渡邉麻翔(まい)代表取締役は「わたしたちの企業理念は“自分らしいをもっと楽しく選択できる社会をつくる”こと。今後は女性ファッションの分野で“RiLi流”を確立したい」とコメントしている。