三井不動産は、台湾・台中市に「三井ショッピングパーク ららぽーと台中(仮称)」を2023年に開業する。同施設は2棟で延べ床面積は約18万4000平方メートル。約250店舗の出店を見込んでいる。台湾でのららぽーと事業は、21年に台北市に開業予定のプロジェクトに続く2施設目となる。
台中市は新北市に次ぐ台湾で2番目の人口の大都市で、5km圏内に約100万人、車で30分圏内には約224万人が居住する大型商圏を擁する。「ららぽーと台中」は、台中市における初の本格的なリージョナル型(広域型)ショッピングセンターとなり、近隣の彰化県や苗栗県など広域エリアからの利用や、台中市を訪れる観光客の利用も期待する。
同社はグループ長期経営方針「VISION 2025」で“グローバルカンパニーへの進化”を掲げており、商業施設事業ではクアラルンプールと台湾でのアウトレット事業、上海とクアラルンプール、台湾でのららぽーと事業を推進している。台湾では、ららぽーと事業のほか、「三井アウトレットパーク 台湾林口」と「三井アウトレットパーク 台中港」、22年開業予定の「三井アウトレットパーク 台南(仮称)」を手掛けており、5つの商業施設を有することになる。