中国の通信機器メーカーのファーウェイ(HUAWEI)は、韓国のアイウエアブランド「ジェントルモンスター(GENTLE MONSTER)」と共同開発した通信可能なスマートグラスを発表した。普通の眼鏡タイプに加えてサングラスタイプも用意されており、2019年夏の発売を予定している。
リチャード・ユー(Richard Yu)=ファーウェイ コンシューマービジネスグループ最高経営責任者(CEO)は、「このスマートグラスを使えば、スマートフォンをポケットやバッグに入れたままで通話することができる。ファッションとテクノロジーの新たな融合だ」と述べた。
通信に必要となるアンテナやマイク、スピーカーなどは全て眼鏡のテンプル(つる)部分に仕込まれているが、それでも普通の眼鏡と比べてわずかに太い程度だ。ノイズを軽減するため、マイクにはAI(人工知能)が使用されている。ハンコック・キム(Hankook Kim)「ジェントルモンスター」共同創業者兼CEOは、「一見すると普通の眼鏡にしか見えないことが非常に重要だ。スマートウオッチと違って顔にかけるものなので、デザインにとても気を使った」と言い、「ファーウェイは、第1にアイウエアとして魅力的であることが大切だということを理解してくれて、大変感謝している」と述べた。
「ジェントルモンスター」はその個性的な眼鏡作りや美術館のような店舗で知られており、2月にストリートウエアブランドの「アンブッシュ(AMBUSH)」とのコラボを発表した。5月にはドバイに新店をオープンし、6月にはキッズラインをスタートする予定。