アマゾン ファッションが、東京ファッションウィークの冠スポンサーを降りる方向で最終調整に入ったと日経×TECHが報じた。これに対して事務局である日本ファッション・ウィーク推進機構(JFWO)とアマゾンの両社共に「スポンサーシップについての詳細は公表していない」とし、JFWOは「アマゾン ファッションと引き続き同じ目標のもと、ファッション業界の活性化に向け尽力する」とコメント。アマゾンは「引き続き東京ファッションウィークを通じて、ファッションやデザインの業界を支援する」と発表している。
アマゾンはメルセデス・ベンツ日本が約5年冠スポンサーを務めた後に、2016年7月にJFWOと契約を結び、冠スポンサーに就任。17年春夏シーズンから「アマゾン ファッション ウィーク東京(以下、AFWT)」としてショーやイベントの開催をサポートしてきた。
また、同社主催の特別プログラム「アット トウキョウ(AT TOKYO)」も17年春夏から実施。海外を拠点にショーを行う日本の有力ブランドなどを招致したショーやイベントを行い、「AFWT」を盛り上げてきた。しかし、19-20年秋冬シーズンはAFWT期間中に「アット トウキョウ」を開催せず、「アマゾンは今季で終了するのではないか」と業界関係者の間では次のスポンサー候補と併せ、噂されていた。また、「アット トウキョウ」がファッション・ウィークから独立して開催されるとも言われている。同イベントに関してアマゾンは開催時期には触れず、「東京の数々のファッションシーンを誕生させたストリートから、近く新たな『アット トウキョウ』をお届けする予定」と発表している。