ナイキ(NIKE)は5日、現在世界ランキング1位の女子プロテニス選手の大坂なおみと契約したことを発表した。今後、大坂選手は同社のキャンペーンに参加し、22日にドイツで行われる公式戦からウエアを着用する。
大坂選手との契約について、エイミー・モンターニュ(Amy Montagne)ナイキ=バイス・プレジデント兼ジェネラル・マネジャーは「アスリートたちの夢を応援し続けているわれわれにとって、優れた才能を持つ大坂選手が加わることは、新しい世代の女性アスリートたちを鼓舞するというナイキの意思を実現する支えとなってくれるはず」とコメントを発表。大坂選手も「ナイキファミリーの一員となったことを名誉に思い、これからナイキが提供してくれるさまざまな機会に関わっていくことに興奮を覚えている。ナイキは新しい歴史を作ってきた目覚ましい実績があり、これからそのような瞬間に関わっていけるようになることを楽しみにしている。」と述べた。
大坂選手を巡っては、これまで契約していたアディダス(ADIDAS)と10億円を超えるスポンサー契約の更新を18年9月に報道されており、今回のナイキとの契約金はこれを上回る金額だと予想される。
大坂なおみは、1997年10月16日生まれの21歳。日清食品ホールディングス所属。幼少のころからテニス選手として活躍しており、昨年の全米オープンで日本人初となるシングルス優勝を達成。続く全豪オープンでも優勝し、四大大会2連勝で世界ランキング1位に輝いた。
なおナイキは大坂選手のほか、元世界ランキング1位のスペインの男子プロテニス選手ラファエル・ナダル(Rafael Nadal)や、同じく元世界ランキング1位で大坂選手がファンを公言する米・女子プロテニス選手のセリーナ・ウィリアムズ(Serena Williams)とも契約している。