300万ダウンロードを達成した美容系口コミアプリ「リップス(LIPS)」は、一定基準を満たした上で、うそや迷惑行為のないクチコミ投稿がユーザーの収益となるプログラム「リップス パートナープログラム」をスタートさせた。
「リップス パートナープログラム」は、過去6カ月以内で投稿数が10以上あることや、アカウントフォロワー数が2000人以上であることなど一定の基準を満たした上で、ユーザーが申請して審査に通れば参加できる。
ユーザーへの報酬は、見られた回数だけではなく、どれくらい参考になったのかを計算。すでにそのためのアルゴリズムは開発済みで、ユーザー投稿に広告を出した際の収益を想定して計算するアルゴリズムを近日中に実装予定だという。テスト段階では、現在のユーザーの中には月額20万円以上の収益を生み出すことが可能な人もいる。
今回の新サービスを開発した背景としては、「コスメが好きな人たちが、自分が好きなものやいいと思ったもの、またその使い方を伝えたいという思いで書いた口コミには唯一無二の価値があると考え、そういった口コミに対して、見られた回数やクリップなど、どれくらい参考にされたかに応じて金額を支払う。いわばユーチューブ(YouTube)と同じような仕組みで、一定の基準を満たしていて、かつ嘘や迷惑行為のないユーザーを公平に支援させていただくため」とコメントする。新サービスとは別に、公式ユーザーには「リップス オフィシャル ユーザー(LIPS OFFICIAL USER)」として一律の金額の商品券を渡していたが、その制度は一旦終了する。
公正を期すために、迷惑な投稿やステマ・うその投稿をこれまでよりもさらにチェックする予定で、コミュニティーガイドラインの設定や、利用規約違反をした投稿を削除するシステムの開発などを行っている。