「ジル サンダー(JIL SANDER)」は、「メインコレクションを補うライン」として、2019-20年秋冬から「ジル サンダー+(JIL SANDER+)」を販売する。7月から路面店や百貨店インショップなど「ジル サンダー」の全店で扱う。山や海、カントリーサイドへの旅行など、“都会から抜け出した暮らし”をコンセプトに、ウィメンズ、メンズの商品を企画する。
価格帯はジャケット20万円~、スポーツコート17万円~、パンツ8万円~、ブラウス7万円~、ニットウエア5万円~、バッグ7万8000円~。メインコレクションとほぼ同価格帯だが、よりベーシックで機能性や実用性にフォーカスしたラインとなるようだ。素材にこだわるブランドらしく、リサイクルカシミヤやシルク、機能素材などを使用する。
ファーストシーズンで企画したのはデニムライン。日本製のデニム素材を日本で縫製しており、パンツ、シャツ、ジャケット、ジャンプスーツなどをそろえる。デニムライン以外では、ダウンジャケットやケープ、トレンチコートなどのアウター、ニットウエア、ジャージートップなどがあり、トラベルバッグ付きのパジャマにブーツ、スリッパ、ブランケットなど、雑貨類も充実する。
専門分野に特化した企業やブランドとの協業も特徴だ。ファーストシーズンはゴム引きコートの「マッキントッシュ(MACKINTOSH)」とコラボレーションし、アウターや雑貨を販売する。