「WWDビューティ」4月11日号は、2019-20年秋冬の東京コレクションヘア&メイク特集です。3月18~23日に開催された「アマゾン ファッション ウィーク東京(Amazon Fashion Week TOKYO以下、AFWT)」には、「アンリアレイジ(ANREALAGE)」や「ビューティフルピープル(BEAUTIFUL PEOPLE)」「ウジョー(UJOH)」など海外でショーを行う日本勢のほか、初参加14ブランド、海外6ブランドを含む52ブランドが参加。そのバックステージを取材しました。
AFWTの特徴は引き続き“多様性”。モデルの個性を生かすヘア&メイクが主流で、トレンドという意味では傾向がつかみづらい側面があります。そこで、各ブランドのデザイナーにヘアメイクのポイントや、ヘア&メイクアップアーティストへのオーダー内容をインタビュー。その回答からヘア&メイクトレンドを探ります。
ヘアで個性を生かしメイクはワントーンで仕上げた「ティート トウキョウ(TIIT TOKYO)」、モデルに合わせて3色のアイラインを使い分けた「ザ・ダラス(THE DALLAS)」、メタリックな質感の目元が特徴の「ミューラル(MURRAL)」など、カラーメイクでワンポイントのアクセントをつけたブランドが多く見られました。デザイナーの「コンセプトを伝え世界観を表現してもらう」という言葉から浮かび上がる、自然なベースの上に、少しの工夫で個性を見せる流れに注目です。
ニュース面では、資生堂が横浜みなとみらい21地区にオープンした研究開発拠点「資生堂グローバルイノベーションセンター(以下、GIC)」について取り上げています。GICは都市型のオープンラボとして研究者と消費者をつなぎます。研究員が監修するオーダーコスメの提供、カフェやミュージアム、国内外の外部研究機関とのコラボレーションの紹介など、さまざまなコンテンツが用意されています。
そのほか、“星くず”のような究極の輝きを与える「ディオール(DIOR)」の艶リップ、多彩な肌色や個性に合わせ50色をそろえた「ローラ メルシエ(LAURA MERCIER)」の新リップ、ミルボンから誕生した新ヘアケアブランド「クロナ(CRONNA)」、保湿と美白にダブルでアプローチをする大正製薬のスキンケアブランド「アドライズ(ADRYS)」などを取り上げています。