TSIホールディングスは10日、連結子会社の北京子苞米時装有限公司(以下、ツボミ)の持分を譲渡すると決定した。譲渡先は北京曦妤時装設計中心(2019年3月18日設立)で、譲渡価額は1000万人民元(約1億6600万円)。実行日は4〜5月を予定する。なお同社は19年2月期決算において、関係会社整理損2億8200万円として特別損失を計上している。
同社は、めまぐるしく変化を続ける事業環境に対応すべく、中期経営計画に沿って成長戦略を加速させる一方で、不振事業への対応を含めた構造改革を推進しており、今回の譲渡は同方針の一環で行うもの。
ツボミは、1996年10月設立。2010年から旧東京スタイル(現TSIホールディングス)の傘下で、ピーク時の14年12月期は、中国全土に「エム ツボミ(M.TSUBOMI)」を106店舗、売上高49億円を達成していた。ただ、18年12月期は48店舗、売上高12億8200万円、営業損失9億2600万円、経常損失9億3700万円、純損失9億4200万円になるなど、ここ数年は赤字が続いていた。現在展開する店舗は譲渡先に移管される。