「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)=メンズ アーティスティック・ディレクターが手掛けた初のプレ・フォール・コレクションを5月3日に発売する。全国発売に先駆け、東京・新宿店と大阪の阪急メンズ店では4月26日に先行販売する。
ヴァージルは“どのワードローブにもキーとなるアイテムを”という考えのもと、時代に左右されないウエアやアクセサリーをデザインした。その考えに合わせて、世代を超えてさまざまな文化が交差する東京から着想を得ている。日本の公共サービスで見られるユニホームの要素をはじめ、日本にオマージュを捧げたグラフィックもユニークだ。
さらにテーマの一つとして少年時代にも思いを馳せた。“少年が人生最初のステージで身にまとうウエア”というイメージを発展させ、ストリートウエアのニュアンスを帯びた大胆なモチーフ使いや、リラックスしたシルエットで提案する。フォーマルを主軸とするコレクションラインに対し、アウトドアやスポーツといった日常をデザインに落とし込んだカジュアルがベースとなっている。
アクセサリーでは、ウエアをバッグに変化させた“アクセサモーフォシス”や、スポーツに用いられるバッグをアレンジしたバックパックやクロスボディー、チョークバッグなどが登場する。先行発売を予定しているスリングバッグ(22万5000円)やトートバッグ(27万円)、メッセンジャーバッグ(22万5000円)には、ブランド名が近未来的ムードで描かれたインダストリアル風のロゴが複数あしらわれている。また人気のスニーカーは、ボリューム感のあるソールの“LVトレイナー・ライン スニーカー”のハイカット(16万6000円)とローカット(12万8000円)をはじめ、ハイキングブーツとスニーカーを融合したものからオーストリッチを使用したラグジュアリーなタイプまでさまざまだ。
ヴァージルは「ルイ・ヴィトン」で新たなメンズライン“ステープルズ エディション バイ ルイ・ヴィトン(STAPLES EDITION BY LOUIS VUITTON)”を今春立ち上げており、こちらではメンズの定番となるベーシックなウエアやバッグを提案している。ストリート感の強い今回のプレ・コレクションと合わせて、幅広い客層にアピールしていく。
【追記 2019年4月12日】同ブランドは、プレ・フォール・コレクションの全国発売日を5月1日に変更すると発表した。