TSIホールディングス傘下のユニット&ゲストは、「ノルウェージャン・レイン(NORWEGIAN RAIN)」と「T-マイケル(T-MICHAEL)」の共同ショップを4月12日、東京・神田にオープンする。店舗面積は約100平方メートル。ノルウェーのオスロとベルゲン、パリに続く4店舗目となる。
同店は、ガラス問屋だった昭和初期の木造建築をリノベーションしたもので、天高の構造を生かした吹き抜けが印象的だ。そこにノルウェーデザインの家具を配置し、インテリアショールームとしての機能も持たせた。カタログも常備し、オーダーすることができる。両ブランドのデザイナーを務めるT-マイケルは、「日本とノルウェー、2カ国のカルチャーのミックスを心掛けた。コンセプトは“Norway meets Japan”だ」と話す。神田には歴史的建造物や老舗も多い。「“商いの街”としての伝統が生きる雰囲気に引かれた」という。
1階が「ノルウェージャン・レイン」、2階が「T-マイケル」の売り場となる。1階奥にはビスポークルーム、2階にしつらえた中庭には玉砂利を敷いて植栽し、ししおどしも設置した。その奥には畳を敷き、靴を脱いでくつろげるバーも開店する。木曜から土曜はバーテンダーが立ち、ノルウェー産のジンなどを提供する。
「ノルウェージャン・レイン」は、2009年にデザイナーのT-マイケルとクリエイティブ・ディレクターのアレクサンダー・ヘレ(Alexander Helle)が始めた。ヘレ=クリエイティブ・ディレクターの故郷であるノルウェー南西部の街ベルゲンは、「ヨーロッパでもっとも雨が多く」「僕は雨の中で生きてきた(笑)」という。身近な存在であるレインウエアに、ビスポークテーラーであるT-マイケルの技術を取り入れているのが特徴だ。全てのアイテムに、日本製のリサイクル生地とオーガニックコットンを用いる。3層構造で完全防水、それでいて防風性、通気性も持つ。主力アイテムであるアウターウエアの中心価格は10万円前後だ。
一方の「T-マイケル」は、T-マイケルのオリジナルプロジェクトの位置付けで、ジャケットが9万~10万円、シャツが3万円台、パンツが3万~4万円など。ひとクセあるバッグやシューズも手掛ける。
■ノルウェージャン・レイン&T-マイケル東京
オープン日:4月12日
時間:月〜水曜日 11:00〜20:00 / 木~土曜日 12:00〜22:00 / 日曜日 11:00~18:00
定休日:無休
住所:東京都千代田区神田須田町1-12-6