「平成の出来事を振り返るのはもうお腹いっぱい」という人もいるかもしれないが、コスメで話題になったアイテムは覚えているだろうか?今回は、カネボウ化粧品で平成にヒットした製品を振り返る。「テスティモ(TESTIMO)」「フェアクレア(FAIRCREA)」「エビータ(EVITA)」「ケイト(KATE)」などなど……。今では廃盤となったアイテムもあり、「懐かしい!」「これ使ってた!」と記憶がよみがえること間違いなし。
1991年(平成3年)
年に一度、限定で発売している高級おしろい(価格は1万2000円)。美しい仕上がりに加え、毎年異なる高いデザイン性にリピーターやコレクターも多い。口コミで高い評価を得、高級おしろい市場を創出した。※画像は2018年12月に限定発売されたデザイン
1992年(平成4年)
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口紅に“色”だけでなく“落ちにくい”機能をプラスした製品。発売2カ月で189万本、1年で499万本の大ヒットとなった。96年には“落ちない、つかない、潤う”という「テスティモⅡ スーパーリップ」を発売。当時では珍しい、男性タレントを起用したプロモーションも一世を風靡した。現在は販売終了。
1997年(平成9年)
“メラニンを含む不要な角質をふき取る新たなお手入れ習慣”として提案したふき取り美容液。インパクトと即効性でヒットした。
1999年(平成11年)
2色のパール入りアイシャドウとラメ入りアイグロスのセット。発売当時はコギャル全盛期で“目力”ブームだったこともあり、“全3色のセット”“ラメやパール配合”が大うけ。発売2カ月で100万個のヒットとなった。
2000年(平成12年)
当時、化粧品では50代以上の年齢のパッケージ表示がタブーとされていた時代。“50歳から”と明記したことが選びやすさにつながり、50代女性から好評を得た。以降、各社から50代向け化粧品が登場するなどけん引。18年にはスキンケアを刷新し、植物の力に着目したエイジングケアシリーズ「エビータ ボタニバイタル」へと進化。
2001年(平成13年)
小ジワや毛穴などの肌悩みを瞬時に隠せる部分補整料。店頭テスターでも即座に感じられる効果で、1カ月で100万個販売。
2005年(平成17年)
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12万円という当時のクリームでの最高価格。完全予約生産で話題を呼び、高価格クリーム市場を創造。
個包装の酵素洗顔料。「洗うとはだがつるつるになる」と口コミで人気が広がった。15年以降は中国人観光客の指名買い土産として店頭が品薄になるほど。16年に現在の「ビューティパウダーウォッシュ」としてリニューアル。
2007年(平成19年)
澄んだ色と光で肌そのものの美しさを際立たせるベージュを基調とした4色セットのアイシャドウ。メイクトレンドの移り変わりが激しい中でも、10年以上のロングセラーを誇る。モデリングハイライトが色と肌を一体化させて立体感を生み出す。
2016年(平成28年)
毎日の洗顔に楽しさをプラスしてくれる、バラの形の泡で出てくる洗顔料。そのユニークさがSNSで話題となり、発売半年で100万本出荷のヒット。