ユネスコ世界遺産にも登録されているパリの名所、ノートルダム大聖堂(Notre Dame Cathedral)で4月15日(現地時間)に大規模な火災が発生した。炎は同日夕方ごろから燃え広がり、夜まで消火作業が続けられた。
大勢のパリ市民が現場近くの橋や歩道に集まり、建物中央の尖塔が炎に包まれ崩壊する様子を見つめていた。ノートルダム大聖堂の尖塔は、800年以上の歴史がある。現時点で火災による死者は確認されておらず、火災の原因も不明だ。フランス語で「われらが貴婦人」つまり聖母マリアを意味するノートルダム大聖堂は、14世紀の仏ゴシック様式を代表する建築物で、1831年のヴィクトル・ユーゴー(Victor Hugo)の小説「ノートルダム・ド・パリ(The Hunchback of Notre Dame)」など多くの芸術作品の舞台となった。
ファッションの都パリを代表するノートルダム大聖堂の火災を受け、多くのデザイナーやファッション関係者が悲しみをSNSでつづっている。
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