ルイ・ヴィトン ジャパンは4月10日、神奈川県小田原市の小田原文化財団 江之浦測候所で、メディア向けにハイウオッチ&ハイジュエリーのプレゼンテーションを行った。時計はアイコンである“タンブール”の2019年の新作“タンブール スピン・タイム エアー”や“ヴォヤジャー ミニッツ・リピーター フライングトゥールビヨン”などを、ハイジュエリーは日本では初披露となる“コンケット レガリア”など、計200点以上を展示した。同社は18年に「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」表参道店でハイウオッチ&ハイジュエリーの展示を行ったが、今回はそれを上回る点数だった。
「ルイ・ヴィトン」は02年に時計事業に本格参入した。文字盤やムーブメント開発・製造メーカーを買収してマニュファクチュール化を進め、14年にはスイス・ジュネーブに自社工房を構えた。LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)としては、「タグ・ホイヤー(TAG HEUER)」「ゼニス(ZENITH)」「ウブロ(HUBLOT)」などの時計ブランドを擁する。一方のハイジュエリーは18年に本格スタートした。
江之浦測候所は、写真家で現代美術作家の杉本博司氏による複合文化施設。17年にオープンした。相模湾を望む丘の上に建ち、約9500平方メートルの敷地にアート、石、建築などを景観と一体化した作品として展示している。