「ナイキ(NIKE)」は4月27日、現代アーティストのトム・サックス(Tom Sachs)とコラボレーションしたコレクションを発売する。昨年ロンドンで世界先行発売され話題となったスニーカー“マーズ ヤード オーバーシュー(MARS YARD OVERSHOE)”を含むもので、ほかにもポンチョとビーニーの全3型を用意する。
“マーズ ヤード オーバーシュー”は、冬の雨で足が濡れて冷たくなってしまうことにどう対応するかという観点から製作された。足首まで伸びるアッパー全体にボートの帆などに使われる高強化ポリエチレン繊維“ダイニーマ”を採用したことで悪天候に対応できる一方、折り返すことで屋外から屋内へ移動した際の寒暖差によるスニーカー内部のムレを解消することができる。またソール全体は、トムが活動拠点とするニューヨークが降雪量の多いことから分厚く、アウトソールに小さな切れ込みを多く入れることでグリップ力を向上させた。
一見するとボディーバッグのようなポンチョは、前部にあるストラップを引くとポンチョがパラシュートのように開いて一瞬で被ることができる機動力の高さがあり、ビーニーは前面にトムの作品「TEN BULLETS」のパッチワークが施され、後頭部付近にペンを挿すことができるギミックが付いている。
価格は“マーズ ヤード オーバーシュー”が5万5000円、ポンチョが5万円、ビーニーが6000円で、「ナイキ」公式サイトや公式アプリ「NIKE SNKRS APP」、南青山の旗艦店ナイキラボ MA5(NIKELAB MA5)、ドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)で順次取り扱う。
「ナイキ」とトムはこれまでにもコラボスニーカーを製作してきており、2017年に発売された“ナイキクラフト マーズ ヤード 2.0(NIKE CRAFT MARS YARD 2.0)”はその年のベストスニーカーと呼ばれるなど、両者のコラボスニーカーは人気が高いことで知られる。