染色加工大手の小松マテーレの2019年3月期決算は、売上高が前期比1.0%増の390億円、営業利益が同0.6%増の21億円、経常利益が同1.0%減の27億円、純利益が同0.2%減の21億円だった。
セグメント別では、衣料・ファブリック部門で国内外において高感性・高機能素材の開発と市場導入を進め売上高が同0.6%増の257億円だった。分野別では、ファッション分野は欧州向けが堅調に推移するも国内および北米・韓国向けが減少して同2.2%減の151億円、民族衣装分野が同1.5%減の41億円だったが、スポーツ・機能分野は、国内・海外ともに順調に拡大して同9.8%増の64億円だった。
2020年3月期の売上高は、400億円を予想しうち衣料・ファブリック部門が6.4%増の273億円を計画する。営業利益は同10.8%増の24億円、経常利益が同8.0%増の30億円、純利益が同7.9%増の23億円を予想する。