ファッション

【平成プレイバック】 ジュンの佐々木進社長が振り返る「服の値段」

 平成はあらゆる商品の価格が下がりましたが、下げ幅でいえば服が一番ではないでしょうか。実感としては半分、いや3分の1くらい。6万円だったスーツが、2万円くらいでそこそこのものが手に入るようになった。情報や生産地が地球規模で拡大した全体構造の中の必然でした。半導体のように価格の変動が一気に起こるのではなく、服は20年近い年月をかけてじわじわと下がりました。ゆでガエルの理論で、気づいたときにはもう遅い。幸いジュンは昨年創業60周年を迎えられたわけですが、先手先手で大胆に対応することが重要だと痛感しています。

佐々木進社長:1965年生まれ。アメリカ留学後、四方義朗氏が率いるサル・インターナショナルで国内外のファッションショーの演出や選曲に携わる。89年ジュンに入社。「アダム エ ロペ」ほか、「A.P.C.」のオンリーショップなども立ち上げる。98年常務に就任。2000年9月から現職

【業界人の「平成プレイバック」
ファッション・ビューティ業界の若手からベテランまで「平成時代に印象に残った出来事」とは?

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。