週末にオシャレして出掛けたいアートスポットをお届け。今週は紙だけで作られたアート作品が集結する「紙わざ大賞展」や、「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」の広告などを手掛けてきたグラフィックデザイナー・井上嗣也の個展など5つをラインアップ。また、これまでに「WWD JAPAN.com」が記事化したイベント情報やポップアップもまとめて紹介する。
【アートスポット5選】
紙だけで作られたアート作品80点が集結する「紙わざ大賞展」
「かわにぐつ」(左)と「フェイクかいわれ-1パック39円」
特種東海製紙は6月5日まで、「紙わざ大賞展ー『紙』の可能性を追求するアートコンペティション」を東京ミッドタウン・デザインハブで開催している。同展は、“紙を素材とした自由な発想と創作”をテーマとするアートコンペティション「紙わざ大賞」の歴代受賞作品を紹介する回顧展。革の質感を紙で表現した「かわにぐつ」や「フェイクかいわれ-1パック39円」など約80作品を展示する。
■紙わざ大賞展ー『紙』の可能性を追求するアートコンペティション
日程:5月16日~6月5日
時間:11:00~19:00
場所:東京ミッドタウン・デザインハブ
住所:東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー5F
入場料:無料
「ギャルソン」などとコラボしてきたグラフィックデザイナー井上嗣也の個展
左から、「井上嗣也展 Beginnings」、「PARCO “SHIBUYA, Last Dance_”」 2016 / ADV パルコミュージアム、「COMME des GARÇONS SEIGEN ONO」 2019 / ADV 日本コロムビア (c) 公益財団法人DNP文化振興財団
グラフィックデザイナーとして活動する井上嗣也の個展「井上嗣也展 Beginnings」がギンザ・グラフィック・ギャラリーで6月26日まで開催されている。同展は、太陽、月、光、水、油、植物などの写真を用いて架空の宇宙を創出した作品「The Burning Heaven」などの新作ポスターシリーズを中心に紹介。また「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」をはじめとするファッション界とコラボしたポスターやブックデザインも展示している。
■井上嗣也展 Beginnings
日程:5月14日~6月26日
時間:11:00~19:00
場所:ギンザ・グラフィック・ギャラリー
住所:東京都中央区銀座7-7-2 DNP銀座ビル1F/B1F
入場料:無料
休廊日: 日曜・祝日
公募展でグランプリを受賞した写真家・横田大輔の個展
Untitled, for「Room. Pt. 1」,2019
ガーディアン・ガーデンの公募展でグランプリを受賞した写真家・横田大輔の個展「横田大輔展『Room. Pt. 1』」が6月22日まで開催されている。平面作品だけでなくインスタレーションや映像によって構成され、横田が長年にわたって定点観測のように撮影してきたホテルの部屋や、訪れた洞窟、旅をした土地の風景が登場する。
■横田大輔展「Room. Pt. 1」
日程:5月14日~6月22日
時間:11:00~19:00
場所:ガーディアン・ガーデン
住所:東京都中央区銀座7-3-5 ヒューリック銀座7丁目ビルB1F
入場料:無料
休廊日: 日曜・祝日
シリーズ作品から“イメージを読む”展覧会
左から、W.ユージン・スミス 《夜通しで手術を行った後、台所で休むセリアーニ医師、コロラド州クレムリング 1948年》〈カントリー・ドクター〉より 1948年ゼラチン・シルバー・プリント (c) 2019 The Heirs of W.Eugene Smith/PPS、奈良原一高《アパートの道》〈人間の土地 緑なき島―軍艦島〉より 1954-56年 東京都写真美術館蔵
東京都写真美術館は8月4日までの期間中、収蔵作品を紹介する展覧会「TOP コレクション イメージを読む 場所をめぐる4つの物語」を開催している。同展は、複数点からなるシリーズ作品の背後にある意味や関連性を見い出し“イメージを読む”という体験を提供する。アメリカコロラド州クレムリングで撮影されたW.ユージン・スミスの「カントリー・ドクター」シリーズ、長崎軍艦島を舞台とした奈良原一高の 「人間の土地」シリーズなどから“場所”めぐる4つの物語を読み解いた。
■TOP コレクション イメージを読む 場所をめぐる 4 つの物語
日程:5月14日~6月22日(休館 日曜・祝日)
時間:10:00-18:00(木・金は 20:00 まで)、ただし7月18日~8月2日の木・金は21:00まで開館。入館は閉館 30分前まで
場所:東京都写真美術館 3階展示室
住所:東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
入場料: 一般 500円 / 学生 400円 / 中高生・65 歳以上 250円
休館日: 毎週月曜日 ただし7月15日は開館、7月16日は休館
粟津潔の没後最大規模の回顧展「粟津潔 デザインになにができるか」
左から、『FALLOUT』(The Japan Council Against Atomic and Hydrogen Bombs)(表紙)1957年、[ポスター]《韓国の民主化闘争を支持する緊急国際大集会》(日比谷公会堂、韓国問題緊急国際会議実行委員会)1977年、《海を返せ》(原画)1955年
金沢21世紀美術館は、粟津潔の没後最大規模の回顧展「粟津潔 デザインになにができるか」を5月18日~9月23日に開催する。粟津潔は、1929年東京都生まれ。イメージ、伝えること、ひいては生きとし生けるものの総体のなかで人間の存在を問い続けたグラフィックデザイナー。約300作品で構成する同展は、作品に貫かれる“民衆へのまなざし”や“社会をいかにデザインするか”という視点から、粟津のデザインの本質を明らかにする。
■粟津潔 デザインになにができるか
日程:5月18日~9月23日
時間:10:00~18:00(金・土曜日は20:00まで)※チケット販売は閉館の30分前まで
場所:金沢21世紀美術館 展示室1~6
住所:石川県金沢市広坂1-2-1
入場料:一般 1200円 / 大学生 800円 / 小中高生 400円 / 65歳以上の人 1000円
休館日:毎週月曜日(ただし7月15日、8月12日、9月16日、9月23日は開場)、7月16日、9月17日
【開催中イベント】
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