ブランド立ち上げから15年が経つ「ファクトタム(FACTOTUM)」は、デビューシーズンからデニムをアイコンアイテムとして扱ってきました。平成は日本のデニム生産地が世界から注目された時代でした。広島の福山や井原、岡山の児島や倉敷のデニムの生地メーカーや縫製・加工工場を訪れるたびに、現地の方々にヨーロッパのメゾンブランドや北米のプレミアムデニムブランドからのオーダーが増え続けていると聞きます。新しい時代では、日本製デニムのさらなる進化が求められるのではないでしょうか。
有働幸司「ファクトタム」デザイナー:1971年生まれ。東京モード学園卒業後、ビームスに入社。その後ロンドンに留学し、帰国して国内ブランドの立ち上げに参加する。独立後、2004年に「ファクトタム」を設立。17-18年秋冬シーズンから「コスチューム ナショナル」のメンズのクリエイティブ・ディレクターも務める
【業界人の「平成プレイバック」】
ファッション・ビューティ業界の若手からベテランまで「平成時代に印象に残った出来事」とは?