「WWDビューティ」5月23日号は、ここ数年で大きく変わりつつあるサロン業界のECを取り上げます。サロン業界のECに対する考え方は、業界自体の消費者へのアプローチの変化や、問題となっている不正流通対策への有効性から、“否定から容認へ”と動いています。積極的にECに踏み出す企業がある一方で、「もはやITの流れには逆らえない」と不本意ながら乗り出した企業も少なくありません。
サロン業界のECには2通りあり、1つはサロンの顧客向けのEC、もう1つはメーカーやディーラーがサロン向けに販売するB to BのECです。最近の顕著な傾向として、自社のECサイトを作るサロンも増えています。特集では、それぞれのECの特徴やさまざまなメリット、課題やECが成功するための仕組みを美容ディーラー、メーカー、ヘアサロンなどに取材し紹介します。
サロンに寄り添った提案を行い、在庫管理など店販に関わる作業を代行する美容ディーラー、プロ向け美容商材の卸サイトを運営するメーカー、オリジナル商品を中心としたECサイトを運営するヘアサロン、一般市場向けのオンラインショッピングモール、バラエティーショップのECの取り組みや、インスタグラムの“ショッピング機能”といったトピックスは必見です。
ニュース面では、パーソナライズ・ヘアカラーブランドの発表や、未来の美や顧客体験に関するビジョンを明らかにしたロレアル(L'OREAL)、ファッションメゾンやフレグランスビジネスを展開するプーチ(PUIG)の2018年度決算を解説するほか、日本に本格上陸する米スキンケアブランド「ダーマロジカ(DERMALOGICA)」、新フレグランスを発売する「サボン(SABON)」を紹介。
国内最大規模のビューティ見本市「ビューティワールドジャパン 2019」の模様を掲載したほか、トピックスとして、コスプレイベントに出展した「ケイト(KATE)」、誕生25周年を記念してバースデーパーティーを開催した「ヴィセ(VISEE)」、メイクアップアーティストの実山幸恵が手掛けるスキンケアブランド「ポタニーニ(POTANINI)」を掲載しています。