スウォッチ グループ(SWATCH GROUP)傘下の、カルバン・クライン ウォッチ&ジュエリー(CALVIN KLEIN WATCH & JEWELRY)社長のカルロ・ジョルダネッティ(Carlo Giordanetti)は、23日に韓国・ソウルで行った新作発表イベントの中で、スウォッチ グループの「バーゼル・ワールド(BASEL WORLD)2020」不参加を明言した。
「バーゼル・ワールド」はスイス・バーゼルで開催される世界最大の時計・宝飾見本市で、スウォッチ グループはこの3月に開催された「バーゼル・ワールド2019」への出展を取りやめており、屋台骨を抜かれた同見本市は存続の危機にさらされている。
ジョルダネッティ社長に念を押すと、「19年の不参加もニック(・ハイエック Nick Hayek=スウォッチ グループ最高経営責任者)が決めた。20年も同じだ」と答えた。
スウォッチ グループは「オメガ(OMEGA)」や「ブレゲ(BREGUET)」などを擁する世界最大の時計企業。18年12月期は、売上高が前期比6.1%増の84億7500万スイスフラン(約9237億円)、営業利益が同15.2%増の11億5400万スイスフラン(約1257億円)、純利益は同14.8%増の8億6700万スイスフラン(約945億円)だった。