「ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」は24日、2020年プレ・スプリング・コレクションのランウエイショーを東京で行った。会場に選んだのは、1872年に創立され、日本とアジア各国の古代美術を多数収蔵している上野の東京国立博物館。敷地内にある表慶館の重厚な回廊を舞台に、2回に分けてショーを実施。ユマ・サーマン(Uma Thurman)や西島秀俊、安藤忠雄などの国内外の芸能関係者、文化人といった華やかなゲストや、「ジョルジオ アルマーニ」に身を包んだエレガントな顧客が勢ぞろいした。
発表したルックは、ウィメンズ、メンズ合計で120体以上と見応えたっぷり。ブランドを象徴する、ソフトでありながら体にぴっちりと沿うスーツやジャケットのスタイルを男女ともに核の一つとしつつ、プレ・コレクションならではの軽快でスポーティーなルックも充実した。スパンコールをびっしりと飾ったイブニングドレスや、ヤシの木柄のモチーフが主張するリゾート風のリラックススタイルなどもそろえた。
ショーの最後には、デザイナーのジョルジオ・アルマーニ自身がランウエイを歩いて挨拶した。アルマーニは今回のショーのために12年振りに来日しており、ショーに先立ってイタリア大使館で開かれた日本百貨店協会によるアルマーニへの“感謝の会”や、プレスカンファレンスなどに参加している。同ブランドがプレ・スプリング・コレクションをショー形式で発表するのは今回が初めて。3月にアルマーニ/銀座タワーがリニューアルオープンしたことを受けて、今回東京でショーを行った。