ファッション

ファッションD2Cプラットフォームのpickiが6000万円を調達

 ファッションD2Cプラットフォームを展開するpicki(ピッキー)はこのほど、第三者割当増資を行い、サイバーエージェント・キャピタルやコルク、コーラルキャピタル、ボヤージュ・ベンチャーズなどから6000万円を調達した。

 Pickiは2017年5月に鈴木昭広代表が設立。韓国や中国にある提携工場や自社ECサイト「pickiストア」を通じて、インフルエンサーのオリジナルブランドの企画、生産、EC販売、発送をサポートするプラットフォームを提供している。また、オウンドメディアも運営しており、同社がサポートするクリエイターのこだわりやストーリーを発信。現在、インスタグラムで7万フォロワーを抱えるレイナが手掛けるブランド「マッドネス(MADNESS)」などをサポートしている。

 出資をしたサイバーエージェントの北尾崇ヴァイス・プレジデントは「実際に鈴木さんの取引先工場を見学したが、工場のクオリティーも極めて高く、鈴木代表の実行力の高さ、人を巻き込む人間性の魅力などを強く感じた」とコメント。ボヤージュ・ベンチャーズの高田絹子インベストメントマネージャーは「アメリカでファストファッションの次のうねりとして立ち上がり、多様な販売手法の取り組みが行われているD2Cブランドの流れが日本でも起きる可能性が出てきている。そのタイミングに加え、インフルエンサー単独では埋めきれないアパレル製造・流通工程の知見や経験が鈴木さん及びpicki社にはある点や、コスト競争力を有する具体的な製造背景を有する点、海外展開も視野に入れている点などから投資に至った」と語っている。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。