ファッション

英国王室御用達の老舗レザーブランド「コノリー」日本初の直営店が銀座にオープン

 イギリスの老舗レザーブランドとして有名な「コノリー(CONNOLLY)」の日本初となる直営店が銀座7丁目の並木通りにオープンした。店舗面積は約50平方メートルで、バッグや財布などさまざまなレザーアイテムのほか、ウエアも販売している。価格はレザー小物が5万~10万円、ニットが5万~10万円、レザーのジャケットが100万円などで、初年度売り上げ目標は1億円。

 「コノリー」は1878年、ジョン・ジョセフ(John Joseph)とサミュエル・フレデリック・コノリー(Samuel Frederick Connolly)が創業。乗馬用の鞍作りからスタートし、1902年に、エドワード7世からの依頼により英国王室御用達として戴冠式の馬車の内装を手掛けた。その後、自動車産業に進出し、「ロールス・ロイス(ROLLS-ROYCE)」「ベントレー(BENTLEY)」「アストンマーティン(ASTON MARTIN)」「フェラーリ(FERRARI)」などの高級車をはじめ、豪華客船クイーンエリザベスⅡ世号や英国国会議事堂などにレザーを提供している。現在は、財布やインテリア、ウエアなどアイテムを拡大し、ライフスタイルブランドとして成長。ロンドンのクリフォード・ストリートに旗艦店を構えているが、イギリス以外での路面店オープンは銀座店が初めてだ。

 来日したイザベル・エッティギィ(Isabel Ettedgui)「コノリー」オーナーは、「ロンドンの店舗は由緒ある建物を改装したクラシックな雰囲気だが、銀座店は障子のモチーフなど日本文化とモダンさを意識した。進化している『コノリー』の世界観を感じてほしい」と話した。

 日本は昨年秋にキャンディーが総輸入販売元となり、ユナイテッドアローズ、バーニーズ ニューヨーク、サンモトヤマでポップアップショップを開いた。またイギリスのレザーブランド「エッティンガー(ETTINGER)」も手掛けるほか、関連会社がベルギーのチョコレートブランド「ピエール マルコリーニ(PIERRE MARCOLINI)」を扱っている。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。