「WWDビューティ」5月30日号は、恒例の人気企画オーガニック・ナチュラル特集です。今年12年目を迎える弊紙は、創刊時からオーガニック・ナチュラルコスメのカテゴリーに力を入れ、人やモノ、店舗、地域、海外とさまざまな切り口で特集を行ってきました。黎明期から追い続けて10年以上が経過した今、市場規模は日本の化粧品市場の約10%を占めるまで拡大。日本でのオーガニック・ナチュラルコスメの存在感が高まる中、市場をけん引してきたのがマッシュビューティーラボです。
「コスメキッチン」や「ビープル バイ コスメキッチン」に加え、新業態店舗を百貨店やショッピングセンター、駅ビルなど好立地に出店。製品では先行・独占販売の製品を多くそろえ、他社との協業も積極的に実施するなど、多くの人がオーガニック・ナチュラルコスメに触れる機会を増やしてきました。環境問題にもいち早く取り組むなど、オーガニック・ナチュラルコスメの普及、啓もうにおいて同社の果たす役割は大きく、また期待もされています。
特集では近藤広幸マッシュホールディングス社長兼マッシュビューティーラボ社長のインタビューをはじめ、椋林裕貴&小木充・両マッシュビューティーラボ副社長が語る現状と未来像、好調の秘密を探る10のトピックス、人材育成や営業、MD、商品開発、PRなど多岐にわたる業務に携わる社員22人のコメントや、著名人、関係各社の言葉から同社の魅力を探り、売上高300憶円を見据える戦略に迫ります。そこには注力する人材育成が大きなカギとなっていることがわかります。表紙は自然やナチュラルをテーマに人気キャラクター「マムアン」の作者であり、タムくんの愛称で知られるウィスット・ポンニミットさんに描き下ろしていただきました。
ニュース面では、エステティックサロン(フェイシャル、ボディー・痩身、脱毛)の利用回数が減少傾向にある中、音楽やファッション同様に活気づいている定額制のセルフエステをピックアップ。資生堂のプレステージブランド「クレ・ド・ポー ボーテ(CLE DE PEAU BEAUTE)」から登場するシワ改善美容液や、ロート製薬が開設した香りのラボ、「ジュリーク(JURLIQUE)」から発売されるローズの新スキンケアラインを紹介しています。
そのほか、美容企業が続々進出した日本在住の中国人ソーシャルバイヤー向け展示会「ソーシャルバイヤーEXPO2019 春」の模様をリポートしたほか、トピックスとして、佐賀県発の産学連携組織、ジャパン・コスメティックセンターのビューティ&マルシェイベント「ハナマルシェ」や、アイスタイルが開催したセミナー「メンズコスメは本当にくるのか」のトークショーの様子を掲載しています。