ファッション

メンズコスメの「バルクオム」がアメニティー事業参入

 メンズスキンケアブランドの「バルクオム(BULK HOMME)」は、2020年4月に開業を予定しているホテル「メズム東京、オートグラフ コレクション(mesm Tokyo, Autograph Collection)」(東京都港区海岸1丁目)とジェンダーレスコスメを共同開発し、全客室265部屋にホテルオリジナルパッケージのバスアメニティーを導入する。

 「バルクオム」は洗顔や化粧水、乳液などのスキンケアやヘアケア商品を展開する。13年に誕生して以来D2C(=Direct to Consumer、顧客直結型ビジネス)事業モデルで急成長している。18年2月からアメニティー事業を試験的に開始し、現在、国内のホテルを中心に約70の施設で展開している。20年以降に宿泊施設の増加が想定されることから、新規開業する同ホテルへの導入を契機として、認知拡大を目的にアメニティー事業を本格化させる。平均客室単価3万円以上のホテルを中心に、スパ、飲食店、美容サロン、ゴルフ場なども含めて年間70施設増を目標に新規導入を目指し、メンズスキンケア市場の規模拡大をもくろむ。また、同ブランドは男女を問わず満足感が得られる処方を採用していることから、「これまで女性向けブランドがメインだったバスアメニティー市場に新たな選択肢を提供したい」(木下達哉バルクオムアメニティ事業部部長)としている。

 「メズム東京、オートグラフ コレクション」は、「ホテルメッツ」などを運営するJR東日本グループの日本ホテルがマリオット・インターナショナルと初めて提携し、インバウンド需要を見据えて“TOKYO WAVES”をコンセプトにラグジュアリーホテルとして開業する。生沼久メズム東京総支配人は、「『バルクオム』は東京発の企業で、メンズスキンケアという切り口から新しいスキンケアの価値観を提唱している。東京から世界に向けて新しい価値観、本質的によいものを発信したいという理念が一致した」とコメントする。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

新社会人に贈る、2025年版「ファッション&ビューティ業界入門」 LVMH・ナイキ・ロレアル・ファストリ・ユナイテッドアローズまで国内外の有力68社のデータと動向を総まとめ

「WWDJAPAN」4月7日号の特集は4月に入社するニューカマーたちに贈る「ファッション&ビューティ業界入門」特集です。「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」「ディオール(DIOR)」などを擁するLVMHグループやスポーツ最大手のナイキ(NIKE)、「ZARA」を擁するインディテックス(INDITEX)、「ユニクロ(UNIQLO)」のファーストリテイリング、ロレアル(L’OREAL)、エ…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。