2014年春夏の立ち上げ以来、セレクトショップで人気となっているウィメンズブランド「マディソンブルー(MADISONBLUE)」が、初めてプレゼンテーション形式で19-20年秋冬物を発表した。東京・神宮前の直営店を会場に、ブランドを手掛けるディレクター/デザイナーの中山まりこが、プレス関係者やバイヤーに商品やスタイリングを説明。19年秋からより充実させるというメンズも見せた。
新作を並べた店内にモデルが登場すると、中山がモデルの隣に立って1点ずつ紹介。「デニムシャツとデニムパンツというアメカジのコーディネートに、あえてフォーマルジャケットを合わせてほしい」「マダムっぽくなってしまいがちなダブルフェースのコートを、カジュアルに着られるようにメルトンのダブルフェースで仕立てた。ミニスカートと合わせて新しい大人の女性像を見せたい」といったように、説得力のあるコーディネート提案を盛り込んだプレゼンテーションは、ベテランスタイリストによるブランドならでは。ボタンや袖付けの仕様など、ディテールのこだわりもしっかり解説した。「ワークシャツならカジュアルになるというわけではない。手の込んだ作りのアイテムが持つ強さを感じてほしい」と中山。
本格展開を開始するメンズは、シャツやテーラードジャケットなど、ウィメンズとも共有できそうな商品が中心。ブランドのエッセンシャルと呼ぶ、紺ブレザーやワークシャツなどもそろえて見せた。