ファッション

LDKをほかの誰かとシェアできる? 「イケア」が世界的宅地不足に新提案

 「イケア(IKEA)」は世界的に深刻な都市部の宅地不足を解消するため、「シェアリング」をキーワードに据える新しい暮らしの形を提案した。2020年には日本と香港で実証実験をスタートする。

 これは、例えば2つの玄関に2つのリビング、しかしながらダイニングキッチンは1つしかない新しい住居。ここには2つの家族が住み、それぞれは別々の玄関から入って、個別のリビングで暮らす。だがダイニングキッチンは中央に位置して、2つの家族がシェアする仕組み。ゆえにシンクはダイニングキッチンには2つ設けた。


 リビングにも狭小スペースに対応する新たな仕組みを導入した。北欧のテック企業、オリ(ORI)と提案するのは、「ロボティック ファニチャー」。可動式のクローゼットだ。例えばリビングと寝室の中間に配置して、朝起きたら寝室を狭めてリビングを大きく、逆に寝る前はクローゼットをリビング方面に動かしてベッドを出して眠る、などの使い方を想定する。

 配置するインテリア雑貨では、タイでファッションやフードを手掛けるグレイハウンド・オリジナル(GREYHOUND ORIGINAL)とタッグを組んだ。タイのアパレル企業を選んだのは、国土の狭い国ならではのライフスタイル提案の知見を得るため。結果生まれたのは、南国らしい色彩に満ちた、コンパクトながら機能性に富んだインテリア雑貨という。商品は2020年に発売予定だ。

 「イケア」のそのほかのコラボレーションについて知りたい方は、コチラ

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

疾走するアシックス 5年間で売上高1.8倍の理由

「WWDJAPAN」11月4日号は、アシックスを特集します。2024年度の売上高はコロナ前の19年度と比べて約1.8倍の見通し。時価総額も2兆円を突破して、まさに疾走という言葉がぴったりの好業績です。売上高の8割以上を海外で稼ぐグローバル企業の同社は、主力であるランニングシューズに加えて、近年はファッションスニーカーの「オニツカタイガー」、“ゲルカヤノ14”が爆発的ヒットを記録したスポーツスタイル…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。