ファッション

LDKをほかの誰かとシェアできる? 「イケア」が世界的宅地不足に新提案

 「イケア(IKEA)」は世界的に深刻な都市部の宅地不足を解消するため、「シェアリング」をキーワードに据える新しい暮らしの形を提案した。2020年には日本と香港で実証実験をスタートする。

 これは、例えば2つの玄関に2つのリビング、しかしながらダイニングキッチンは1つしかない新しい住居。ここには2つの家族が住み、それぞれは別々の玄関から入って、個別のリビングで暮らす。だがダイニングキッチンは中央に位置して、2つの家族がシェアする仕組み。ゆえにシンクはダイニングキッチンには2つ設けた。


 リビングにも狭小スペースに対応する新たな仕組みを導入した。北欧のテック企業、オリ(ORI)と提案するのは、「ロボティック ファニチャー」。可動式のクローゼットだ。例えばリビングと寝室の中間に配置して、朝起きたら寝室を狭めてリビングを大きく、逆に寝る前はクローゼットをリビング方面に動かしてベッドを出して眠る、などの使い方を想定する。

 配置するインテリア雑貨では、タイでファッションやフードを手掛けるグレイハウンド・オリジナル(GREYHOUND ORIGINAL)とタッグを組んだ。タイのアパレル企業を選んだのは、国土の狭い国ならではのライフスタイル提案の知見を得るため。結果生まれたのは、南国らしい色彩に満ちた、コンパクトながら機能性に富んだインテリア雑貨という。商品は2020年に発売予定だ。

 「イケア」のそのほかのコラボレーションについて知りたい方は、コチラ

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。