ロレアル(L'OREAL)が手掛ける「ジョルジオ アルマーニ ビューティ(GIORGIO ARMANI BEAUTY)」は11年ぶりにメンズのスキンケアライン「アルマーニ メン」を発売する。まずは6月にアメリカでオンライン限定で発売後、カナダとヨーロッパでも発売する。日本は8月23日からECサイトと一部のファッション店舗で取り扱う。処方が99%ナチュラルかつバイオディグレーダブル(生分解性)で、エココンシャスなパッケージを採用している。なお、2008年に発売したメンズスキンケアラインは廃番になる。
ラインには洗顔「アルマーニ メン クレンザーN」(150mL、3800円)、化粧水「アルマーニ メン ローションN」(100mL、5600円)、目元兼顔用のモイスチャライザー「アルマーニ メン モイスチャライザー」(50mL、6800円)をそろえる。98%バイオディグレーダブルな洗顔はホホバパールや白樺樹皮エキスなど99%自然由来の成分を配合し、肌をクレンジングしながら滑らかに整える。97%バイオディグレーダブルな化粧水はバオバブ葉エキスや白樺樹皮エキスを配合し、モイスチャライザーは肌のバランスを取り戻し、エイジングサインにアプローチする。製品の外箱は従来のコスメのパッケージよりも少ない量の素材を使用し、一切プラスチックのラッピングや紙の付属品などをつけていない。
同ラインは、メンズスキンケアおよびサステイナブルと2つのトレンドを押さえている。ヴェロニク・ゴルチエ(Veronique Gaultier)=グローバル プレジデントは「ジョルジオ アルマーニ ビューティ」のブランドとしての成長も表しているという。「フレグランスが主軸のビジネスから、今後はフレグランス、メイクアップ、スキンケアと3つの柱が整ったモデルに成長させていく。ジョルジオ・アルマーニが掲げるシンプルとナチュラルへのこだわりはフォーミュラだけでなくパッケージにも反映している」とコメント。処方はシリコン、パラベン、ミネラルオイル、硫酸塩などを一切含んでいないという。
ブランドは売り上げ目標は明かさなかったが、業界筋によると初年度の売り上げは1000万ドル(約10億円)を超えると予測する。