ミズノ(MIZUNO)は7月10日に、足裏感度を高めてバランス能力を向上させる新作トレーニングシューズ“TC-01(ティーシー ゼロワン)”を発売する。価格は1万4000円で、サイズ展開は23.0〜29.0cm。イエロー × ブラック、ブラック × ダークグレーの2色を用意し、ブランド公式オンラインストアと全国の取扱店舗で販売する。
“TC-01”は、実際の試合、競技特性に沿った練習、基礎的な身体能力を向上させるトレーニングの3つのシーンのうち、主にバランスを意識したトレーニングシーンで効果的なシューズだ。アッパーには縫い目がない1枚の伸縮性の高いニット素材を使用し、履き口は足とシューズのフィット感を高めるブーティー構造を採用することで、素足のような感覚を実現。ソールは薄めで、アウトソールはフラットなラバーソールとなっている。
さらに今作の最大の特徴は、中敷に用いられた独自の凹凸構造“ミズノ コブ(MIZUNO COB)”だ。“ミズノ コブ”は、サッカーやバレー、ラグビーなど15種目のスポーツを対象に、パフォーマンスを向上させるために鍛えるべき能力が何かを研究した結果、足元のバランス能力がもっとも重要であることがわかり、それに対処するために開発された。そして、足元のバランス能力と足裏感度が極めて密接な関係にあることも判明。このため“ミズノ コブ”は、アウトソールから足裏へスムーズに情報を伝える200以上の突起が独立した凹凸構造を採用し、履くだけで足裏感度を高めバランス能力を向上させることを可能にした。
“TC-01”はこの“ミズノ コブ”を用いた初のシューズで、1年間で3万足の販売目標を掲げている。今作は、本業のスポーツ用品事業で苦戦を強いられるミズノの局面打開の足がかりとなることが期待される。