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伊藤忠が“8番目”のカンパニー 純利益300億円目指す

 伊藤忠商事は12日、繊維や食料など既存の7カンパニーに加え、8番目のカンパニー“第8カンパニー”を7月1日付で設立すると発表した。トップのカンパニープレジデントには食料カンパニーの細見研介執行役員エグゼクティブ バイス プレジデントを据え、メンバーは約40人、将来的に純利益300億円を目指す。

 商社はこれまで繊維・アパレルや食料など業界や商品に対応した縦割り組織だったが、同社広報によると「今はアマゾンのように既存のボーダーを超える業態や企業が大きな力を持つ時代。第8カンパニーは“マーケットインの発想”でビジネスを創出する」という。

 第8カンパニーが目標とする純利益300億円は、繊維カンパニーの19年3月期の実績298億円に匹敵する規模。トップの細見カンパニープレジデントは繊維カンパニー時代に「レスポートサック」で大きな実績を上げ、食料カンパニーに移籍後はファミリーマートの子会社化などをリードした。第8カンパニーはデジタルや海外、商品などを担当する4人のGMを置き、部や課を設置せず、機動力を重視したアメーバ的な組織体制になる。

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