「ヴォーグ(VOGUE)」や「GQ」などを発行する英コンデナスト・インターナショナルは、求人プラットフォーム「ヴォーグ ビジネス タレント(VOGUE BUISINESS TALENT)」をローンチした。2019年1月にスタートしたファッション業界向けのBtoBメディア「ヴォーグ ビジネス」の一環だ。英「ガーディアン」紙の求人サイト「ガーディアン ジョブス」のディレクターなどを務めたアリスター・ウィリアムス(Alistair Williams)が同サービスを統括する。
求職者は職歴のプロフィールをサイト内に登録すると、求人の検索や、世界中のファッションブランドから求人オファーを受けることができる。また、登録者向けのイベントも実施。同サービスのパートナー企業とコミュニケーションや、企業に関する情報収集を行える。
「ヴォーグ ビジネス タレント」はクライアントと読者の要望から実現。2023年までに345億ドル(約3兆7000億円)に達すると見込まれている、オンラインリクルート市場への参入を目的としているという。なお、同サービスのローンチ前には、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」や「バーバリー(BURBERRY)」、マッチズ・ファッション・ドットコム(MATCHESFASHION.COM)など10のブランドと共にテスト版を始動していた。
コンデナスト・インターナショナルのウルフギャング・ブラウ(Wolfgang Blau)社長は「新鋭のデザイナーの発掘や、ロンドンとマドリッドに構えるコンデナスト・カレッジでの次世代のトレーニングなど、コンデナストは長い間、世界のトップファッションブランドと才能ある人たちを結び付けてきた。『ヴォーグ・ビジネス・タレント』ではファッション業界が適切な人材を発見するのをサポートするために、自社の比類なきネットワークを活用する」とコメントしている。